エレガンスとは何か

「エレガンスと言えば誰だと思いますイタガキさん?」

久しぶりの登場

行きつけの美容院ビュートリアム銀座店

店長改め「なんちゃらマネージャー(本人談)」カネハマさんである

エレガンスとは上品とか優雅みたいな意味だ

「うーん誰かな」
「エレガンスって言えばまず俺でしょ」
「へ?」
「フレッドアステアくらい俺はエレガンスです」
「そうなの?」
「ええ」
「アステアのステップかカネハマさんのハサミさばきかってくらいだと?」
「その通り(キッパリ)」

ただ事じゃない自己肯定ぶりである

「どうしたんですか。何かありました?」
「謙遜するなって話ですよ」
「え?」
「この歳にもなったらそこそこ自分イケテルと思ってるだろって話ですよ」

あ そういう話か

「分かりますよそれ」
「でしょ?」
「半世紀も生きて来て謙遜してると周りに失礼になっちゃいますもんね」
「当たり前ですよ」

彼も僕も現場のリーダー業務を仕事としている

そこで「俺まだまだですよ」って謙遜は

こちらの指示で動こうって人に失礼になっちゃうから

ほどほどにしようと思うのだ

「で誰がエレガンスだと思いますイタガキさん」
「そこ戻るんだ。えーっと考えたことないから」
「ダメだよアンタそんなことじゃ!」
「えー考えるよ。考えるけど……」
「俺はエレガンスです」
「はい」
「そこは譲れないな」
「覚えときます……」

本当に腕のいい美容師さんなのである

エレガンスじゃないワケでもない

と思う
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京都2018

by sadsonghappystory | 2018-11-25 21:44 | カネハマさん

★板垣恭一/いたがききょういち 演出家・脚本家。日大芸術学部演劇学科、第三舞台を経て、フリーの演出家に。数々のプロデュース公演を演出。演技講師・映像ディレクターとしても活動。 ★今後の仕事★ 11-12月 『カクタス・フラワー』 12月 『歳が暮れ・るYO 明治座大合戦祭』 2019年4月 『いつか one fine day』


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