2012年 12月 10日
役に立ちたいというワナ
デマメールを送ってきた知人に
理由を自己分析してもらったことがあります
その人いわく
「役に立ちたかったからやってしまったと思う」と
人は自分の価値を自分では計れません
誰かの評価が絶対必要な生きものです
これは僕の分析ですが
自己評価が低い人は
お手軽に「自分が役に立てそう」な物件があると
行動をあせる傾向があるのではないでしょうか?
せっかくボランティアに来たのに仕事が少ないと
怒っている人をテレビで見ました
ゴミ同然の衣類を送りつけた人がいたと聞きました
善意の押し売りは
当人が「善意」なだけタチが悪いということを
その当人は気づけないという仕組みなワケです
誰かの役に立ちたいと思うのはけっこうです
そういう気持ちをなくしてしまったら
それはもう人としてダメでしょう
だけどその「誰かの役に立ちたい」という気持ちの底には
どんなに立派な理念や行動でも
「自分のために」という我が隠れていることも
自覚的であるべきだという意見です

神社仏閣シリーズ
西本願寺唐門