祈り

人は死んじゃうんですよね
いずれ

そして
みんな必ず

だから
物語ができたと
思うんです

いずれいなくなってしまう
自分というものに耐えられなくて
人は人生の意味づけを必要とした
のではないかと

だから
どういうカタチであれ
物語は希望だと思うんです

人生の絶望を描く物語は
「あなただけじゃない」という
共感のために有効だし

希望を描く物語は
文字どおり希望だし

それらはつまり
「祈り」であると

意味なんかないかもしれない
人生というものに
「共感」や「希望」を与えるとしたら
それは「祈り」だと

だから
物語にイデオロギーを持ち込むのは
嫌いです

こうあるべきという理想を語る
装置にしてはいけない
と思っているから

人生に意味があってくれ
という願いが物語であり
つまりそれは祈りだと思う
という話でした
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神社仏閣シリーズ
2011奈良
法隆寺

by sadsonghappystory | 2016-09-11 02:06 | いろいろ

★板垣恭一/いたがききょういち 東京都出身。演出家。日大芸術学部演劇学科、第三舞台を経て、フリーの演出家に。以降、数々のプロデュース公演を演出。映像ディレクターとしても活動。


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