役者の思い出

じつは役者として
舞台に立ったことが数回あります
18〜20才のころでした

きのう書いたような失敗談は
僕自身にはありませんが
相手役がやらかしてくれた
ことはあります

18才のとき演出助手をしながら
ワンシーンだけ出演したときのこと

一緒に出ていた高校時代の先輩が
酔っぱらう演技をするところで
小道具の酒(水です)を
バシャバシャと舞台上に
こぼしてしまったのです

僕は衣装として持っていた
手ぬぐいを使って
「しょうがねえなあ」とか
アドリブをかましながら
必死に装置の床をふきました

出番を終え舞台袖に帰った僕を
大人の共演者たちが
ケラケラと冷やかしました

「板垣は役者になれねえなあ〜」
「冷静すぎるよなあ」
「はははははは」

演出助手なんだから
しょうがないじゃないですか!
とか反論しつつも
何となく納得してしまった
記憶があります

その後ずいぶんたってから
役者は二つのタイプが
あることを知りました

舞台上のアクシデントに
まったくおかまいなしのタイプと
冷静に対応できるタイプ

そうなんです
対応できる役者もいるんです
それが分かったときは
うれしかったなあ〜

どっちが好みかって?
そりゃあどっちもです

どっちも必要なんですよ
人生と同じように♪
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旅シリーズ
これは3年前の東北
天狗がいたんです!
by sadsonghappystory | 2011-08-20 02:22 | いろいろ

★板垣恭一/いたがききょういち 東京都出身。演出家。日大芸術学部演劇学科、第三舞台を経て、フリーの演出家に。以降、数々のプロデュース公演を演出。映像ディレクターとしても活動。


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