不安とつきあう方法3

次は啓蒙を考えるつもりでしたが
書いてみたらマスコミとは?という
話になってしまいました
しかもすごく長いです

ま いいか

AERAという雑誌があります
ここの地震報道のあり方に抗議する形で
連載を持っていた野田秀樹さんが
突然「やめます」という宣言をしました

4/4号からちょっと長いけど引用します

 突然ですが、最終回です。
 先週号のアエラの表紙を見て私は愕然とした。「放射能がくる」という大きな赤い文字が、防毒マスクのようなものを被った男性の大写しの顔の上で躍っている。(中略)
 アエラの編集部に伺いたい。「放射能がくる」には、どんな願いが込められていたのですか?これから大量の放射能が来て欲しいのですか?来た時に「ほらね、俺の言った通りだろう」と言いたいのでしょうか?もしそうではない、というのであれば、ただでさえ放射能のことでドキドキしている何も知らない人々が、ただただ煽られるコトバのように聞こえます(中略)
 アエラという雑誌は何を目指しているのですか?フィクションですか?それともノンフィクションですか?

野田さんの文には
いちいち共感しました
興味ある方はバックナンバーを
ご覧くださいませ

さてさて
マスメディア(新聞雑誌、テレビラジオ)の仕事は
建前的には正しい情報を伝えるとなっています

だけど思うのですが
どのマスメディアも目を引いてなんぼ
という側面を持っているのも確かです

だって商売ですから

その結果
人の不安を煽るという方法が
使われるとしても何ら驚かない私です

さてさてさて
このことに対して二つ意見があります

ひとつはマスコミで働く人たちに
自覚を持ってもらいたいということ

売れるためとは言え
不安をあおるだけの方法は
時に世の中に大きな混乱を起こしかねない

あなたにはその責任があるのだから
会社の陰に隠れるのではなく
個人の責任において戦ってほしいということ

もうひとつは
マスコミに触れる私たちですが
正しい報道や客観的報道というものはない
という知識を持ちましょうやという話

世の中のすべての情報には
かならず誰かの主観が入っています

記者であり編集者であり
ディレクターであり
情報発信者本人においてさえです

その人が何を感じたか
そして何を伝えたいかによって
情報はいかようにでも形を変えます

だから情報を読み解く訓練を
普段からしておきましょうよと
僕は呼びかけたいのです

いま流行の「リテラシー」ですね
与えられた材料から必要な情報を引き出し
活用する能力および応用力です

そしてやっと不安の話です

このリテラシーのコツを
僕はこう考えています

その人が何を不安に感じ
どんな解消方法を望んでいるか
それを考えながら情報に接する

これを意識していますと
ウソやデマに対して敏感になれます
たぶん

複雑な事態においても
重要な情報を選別できるようになります
たぶん

たぶんというのは
僕はできるようになったつもりですけど
他の人がどうか調べようがないな〜という
若干の弱気をあらわしている表現です

ん〜時間がないから
また次回にします
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また料理ブログ化してきました
きのうのブランチです
by sadsonghappystory | 2011-05-04 12:48 | いろいろ

★板垣恭一/いたがききょういち 東京都出身。演出家。日大芸術学部演劇学科、第三舞台を経て、フリーの演出家に。以降、数々のプロデュース公演を演出。映像ディレクターとしても活動。


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